2022年5月、Twitterに冨樫先生と思われるアカウントが出現し、ハンターハンターの続きと思われる作画の投稿が始まりました。
その後、集英社により、ご本人のアカウントとアナウンスされ、ハンターハンター再開の機運が一気に高まりました。
冨樫先生は体調のすぐれない中、基本的に毎日作画を投稿されています!
ただ、素人からすると、どこまで原稿が完成しているのか、、なかなか見えてこない部分があります。
執筆の現在地をTwitterの投稿から推し量るしかありませんが、2022年10月現在の進捗状況を考察してみたいと思います。
2022年10月11日追記!!
本日ジャンプ編集部より、ハンターハンターが47号(10/24発売)から連載再開されることが公式に発表されました!!併せて、単行本37巻の表紙も公開されました。
先生は9月頃まで、「No.398加筆中」など、各話の進捗状況をツイートされており、直近はツイートが無く状況が不明でしたが、無事にすべて完了していたのですね。良かったーー。
ツイートから推察すると、現時点で再開後15週分程度の原稿ストックはあると思われます。
1週間の休載等も挟んで、順調にいけば、20週分くらいは連続掲載も可能かもしれません。
いずれにしても先生の体調とやる気次第ですが、ゆっくり書いて頂けたらと思います!
楽しみです!!!!
1.マンガ執筆の流れ
まずは一般的な、マンガ執筆作業の流れを確認しておきます。
ネーム作業(下書き)
まずはネームといわれる作業が必要とされています。
ネームとは、原稿に書く前に、コマ割りや人物の配置等をある程度定めた「下書き」と言えるかもしれません。
取り敢えず人物ペン入れ10話分完了。
修正あるかもだけど!
引き続き次の10話分の原稿進めます。併せてペン入れ完了10話の進捗状況も
お知らせしていきます。#ネームだけはまだまだあるので pic.twitter.com/pRvn18C6AK— 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) July 26, 2022
こちらは2022年7/26の冨樫先生のツイートですが、この上部の束になった用紙がネームと思われます。
また、「#ネームだけはまだまだあるので」というタグと併せて投稿されています。
まだ原稿として清書する前の下書き状態ではありますが、随分先までのストーリーは、既に練られて、書かれていると思われます。
ちなみに、休載になる最後のジャンプ巻末コメントで、冨樫先生は、
「次の10週分のネームはできている」旨も、書かれておりましたが、やはり本当だったんですね!
ペン入れ
ネームの次の工程はペン入れと呼ばれます。
ペン入れとは、原稿用紙にネームで書いたものを「清書」するというイメージでしょうか。
— 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) September 22, 2022
こちらが先生が投稿されているペン入れと思われる原稿写真です。
毎日おなじみの写真ですが、下部の番号がジャンプ掲載時のページ数で、19ページでジャンプ1週分になると思われます。
更に、ペン入れにも、人物ペン入れ、背景ペン入れ、セリフ入れ等といった複数の段階があるので、先生の投稿はペン入れ作業の中でもまだ下書き段階と思われます。
毎日1ページずつ原稿が完成しているわけでなく、毎日原稿の下書きをされているものと推察しています。
2.「No.61月光」問題
先ほどのネームの投稿によって、写真からちょっとした物議がもたらされました。
この写真の配置状況から、「このネーム分をこれからペン入れしますよ」という構図にみられますが、
現在は、390話まで話が進んでいますので、61話のネームということは無いですし、
61が単行本の巻数であれば、現在の36巻から25巻ほども後の巻数ということで、これも可能性としては低いかと思います。
この件については、Twitterでの下記のコメントが一番納得感があるかなと思いました。
- GinAceさんのツイート引用
やっぱり昨日のNo61は410話のネームでしたよね
王位継承戦編は349話から始まって、そして現在は390話まで連載されました。トータル41話。
なのでこれは多分継承戦編のNo61 (ハンターハンターの410話)。そしてタイトルは「月光」…って事かな~#ハンターハンタ #冨樫義博 https://t.co/lkDUK8Ou7u pic.twitter.com/x0bx95y5eM— GinAce (@rihito_bach2) July 27, 2022
要約すると
つまり、No.61とは「暗黒大陸編の61話」であり、39巻の10話目に相当するのでは?という考察ですね。積み上げられたネームは、上の方が話が進んだもの、ということですね。
確かに、ネームには、うっすらとフウゲツ王子やハンゾーのような人影が透けて見えますし、話の内容も直近のものと近いように感じます。
そう考えると、まだまだペン入れの作業にストック(余裕)はなさそうですね。。
とはいえ、ネームには余裕がありそうなので、体調と相談しながら、ゆっくり書いて頂ければと思います!!
3.まとめ
ここまでの状況を踏まえて、現在の状況をまとめてみます。(個人的な推測です。。)
状況(推測)
36巻(371話~380話) ← 2018年発売済み
37巻(381話~390話) ← NEW!2022年11月4日発売決定!(休載直前のジャンプ掲載分)
38巻分(391話~400話) ← 最終工程の執筆中(休載明けの10週分。そのうち5週分は既に完成?Twitterからの推測)
39巻分(401話~410話) ← 現在、ペン入れ作業中
といった状況ではないでしょうか。
休載前は10週掲載して、また休載が定例化していましたが、今回は、冨樫先生のTwitterから進捗が確認できますので、20週くらいまでは連続掲載できるかも、という淡い期待を抱いています。
Twitterで根気よく、進捗をお伝えいただく様子からは、確実かつ丁寧に、日々怠ることなく執筆をされている様子が伝わってきます。
いずれにしても、冨樫先生の体調優先で作業を進めて頂ければと思います!