ハンターハンター(連載)

HUNTER×HUNTER No.400「秘匿」ネタバレ ロンギの正体とサイレントマジョリティー暗殺者を再考察

400号について気になった点を解説していきます。

1.ロンギの正体

最終コマで衝撃の展開がありました。

なんと、第5王子所属兵のロンギが念能力者でしたね。

ヒュリコフの見立てでは、第9王子所属兵のシェジュール、ユヒライとロベリーの他にいる、あと1名の念能力者が暗殺者と断定していました。

ということは、サイレントマジョリティーの使い手はロンギということなのでしょうか。

 

ロンギが暗殺者と断定しづらい理由として、いくつか挙げてみますと、

暗殺者の性別

ロンギの容姿も男女の区別がつきにくいですが、私は女性だと思っていました。

暗殺者の独白では、男性口調で、ロンギの見た目とギャップがあります。

ツベッパの念の知識

ロンギの所属する第5王子のツベッパや、上司にあたるマオールは、念の知識がありませんでした。

つまり、その部下であるロンギが念能力者であっても、その事実を隠していることは重罪であり、王子に対する裏切り行為となります。

ヒュリコフの見立て

暗殺者はロンギとは別にいるとなると、ヒュリコフの見立てが間違っていたということになり、一連のヒュリコフのくだりが全くの無駄になるため、ストーリー上合理性が無いと感じます。

個人的には、暗殺者はサトビと判断していましたが、やはりロンギということなのでしょうか。

 

可能性を2つ考えてみました。

暗殺者は別にいる

講習会の場に暗殺者がいることは確定しています。では能力者は誰なのか

会場にいる能力者はワブル王子陣営(クラピカ、ビル、バビマイナ)を除いて、下記の5名となります。

・ヒュリコフ、ベレレインテ

・シェジュール、ユヒライ、ロベリー、ロンギ

クラピカは講習会冒頭で「念が使えるものは手を挙げてくれ」と発言しており、これにヒュリコフとハンター協会員のベレレが挙手をしました。

ヒュリコフは、この2名を除いた能力者が4名いるということでしたね。

ヒュリコフは暗殺者が残るあと1名(=ロンギ)と予測していましたが、実は暗殺者はベレレインテ、という可能性は高いですね。

そのパターンであれば、ヒュリコフの見立ても間違っておらず、暗殺者の男性口調も違和感が無いように感じます。

 

また、35巻のバリケンが暗殺された場面を読み返すと、黒ぼっことベレレが同じコマに描かれている場面が多く、ベレレの関連性を強く感じます。

出典:HUNTER×HUNTER 35巻 冨樫義博 集英社

下記の記事では、暗殺者はサトビと断定していましたが、俄然ベレレが怪しく感じてきました。

もしベレレが暗殺者出会った場合、ハンター協会員が継承戦に積極的に介入する理由があるということになります。そのあたりの理由も非常に気になります。

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ロンギが暗殺者という場合

この想定はロンギが暗殺者であり、悪人というケースです。

これは、今週号400話の最期のコマに至るまでのセンリツのストーリーに関係があるのでは?と思っています。

最期のコマで、ロンギはクラピカに連携を依頼していますが、詳細の内容は省かれています。

ポイント

これは、フウゲツ王子への攻撃をしているのはロンギらであり、フウゲツ王子と自分たちの目的をクラピカに交渉を持ち掛けた、と考えることもできます。

つまり、クラピカはフウゲツ王子の切迫した状況を把握し、ロンギらの脅迫によってツベッパに協力せざるを得ない状態になっているのかもしれません。

センリツが交渉相手を探る過程で、「クラピカに連絡して欲しい」旨、依頼していますが、

並行して犯人サイドからクラピカにも接触があった、という意味です。

 

そうすると、ロンギはツベッパ王子やマオールの許可を得ず、独立して行動していることになります。

ロンギは元々念能力者であり、ツベッパを継承戦に勝たせるために暗躍しているチームがある、ということなのでしょうか。

うーん、ちょっと話がややこしいですね。この説はなさそうかな。。

2.その他気になった点

カイザルについて

司法局のカイザルはセンリツの味方なのでしょうか。

センリツ曰く、「非能力者を装った操作系の使い手」で自らを非能力者として操っているとのこと。

また、王子を暗殺する作戦も、非常に大胆で司法局の人間からは想定できないものですよね。

おそらく、誰かに操作されているのではないでしょうか。

 

シュタイナーとのやりとりで第一王子側ではないことは確定していますが、

第二王子の守護霊獣が、操作系強制型の霊獣で、条件を満たしたものを意のままに操るとのこと。カイザルもこの条件を満たした可能性があります。

フウゲツ王子の邪霊

フウゲツ王子に取り憑く邪霊は、十中八九、第二王子の私設兵の呪詛の影響でしょう。

第二王子の私設兵のメシュシが、おそらく司法局の近くで自死することで発動したものと思われます。

司法局の近くで自死したら大ごとになると思いますが、前述の通り、カイザルが関与していれば、この自死も揉み消せるのかもしれません。

フウゲツへの呪詛を解くには除念するしかないと思われますが、第二王子私設兵のサラヘルはハンター協会側に除念師がいることを想定しているため、おそらく除念師が登場する者と思われます。

既に登場した人物の中に除念師がいるのか。この辺りも続報が待たれます。

性別や血縁関係

タイソン王子から、自分は「こどもが期待できない」という発言がありました。

これは性別が男性ということなのでしょうか。

ベレレも男性だと思いますが、女性っぽい言葉の場面もあり、ゴツくなったビスケや先ほどのロンギも含め、実は性別が不明な登場人物も多いですよね。

 

また、王子と母親の顔についても疑問があります。

ベンジャミンとツエリードニヒは、同じウンマ王妃の子とされていますが、顔が似ているのは、ウンマとハルケンブルクで、ツエリはドゥアズル王妃と似ています。

個人的にはドゥアズル王妃が念能力で、継承戦に大きく関わっていると予測しています。

そのあたりの続報も待たれますね。

3.編集部へ一言

連載は今週でいったん終わり、次号からは週刊でない連載形式になる旨アナウンスがありました。

今後は月刊に移るのか、隔週で掲載されるのか、またいつから再開するのか不透明な状態となりました。

先生の体調が芳しくないことは承知であり、まずは療養していただきたいことはもちろんという前提ですが、正直なところ、編集部の対応には少し残念な感があります。

編集部は休載中の4年間、何をしていたのか。

先生と出版社の契約関係ですので、出版社がサポートできる範囲があるのかもしれませんし、我々素人には到底わからないのですが、

それにしても、色々と段取りしたり動けることはあったと思うのですが、、、非常に残念です。

この4年間、ハンターが読めずに亡くなってしまった人も多いのではないでしょうか。

先生の体力ももちろんですが、読者にとっても時間との戦いです。

編集部にはこの休載期間に連載形態や執筆方法、作業方法についても、もっと先生との意見交換を深めて頂きたかったと感じますし、不透明・不安定な状態にするのは避けて頂ければと思います。

まあ、読者は待つしかないのですが、、個人的なボヤキです。

先生の体調が回復して、早く続きが読める日を心待ちにしています!

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