ハンターハンター(考察)

サイレントマジョリティーは誰の能力か?犯人・暗殺者特定!ネタバレ考察

王位継承戦は、序盤から「暗殺者」による殺人事件が横行していますが、まだその犯人が特定されていません。

能力は、既に本編で解説されたとおり、ツチボッコによる吸血能力(能力名サイレントマジョリティー)ですが、かなり広範囲で暗殺に及んでおり、術者は念のベテランと思われます。

暗殺の被害者

サイレントマジョリティーによる被害者

・ウッディー他4名(序盤の1014号室で複数名死亡)

・バリケン

・ミュハン

既に結構な人数が殺されています。

誰が暗殺者か、既にヒュリコフは気づいている様子ですが、まだ物語上では明かされていません。

今回は、サイレントマジョリティーは誰の能力か、今までの情報を元に考察してみたいと思います。

1.講習参加者の中に暗殺者はいる

これまでの描写から、暗殺者はクラピカの念の講習会の参加者の中にいることが確定しています。

念の講習会の参加者 一覧

ヒュリコフ ベンジャミン王子 警護(私設兵)

テンフトリ チョウライ王子 警護(私設兵)

サカタ チョウライ王子 警護(私設兵)

ハシトウ チョウライ王子 警護(私設兵)

スラッカ チョウライ王子 警護(ドゥアズル王妃所属兵隊長)

ダンジン ツェリードニヒ王子 警護(私設兵)

ミュハン ツェリードニヒ王子 警護(私設兵)

マオール ツベッパ王子 警護(私設兵)

ロンギ ツベッパ王子 警護(私設兵)

サトビ ルズールス王子 警護(ドゥアズル王妃所属兵隊長)

ムシャホ サレサレ王子 警護(スィンコスィンコ王妃所属兵隊長)

シェジュール ハルケンブルク王子 警護(私設兵)

ユヒライ ハルケンブルク王子 警護(私設兵)

ロベリー カチョウ王子 従事者(非戦闘員)

ユウリ カチョウ王子 従事者(非戦闘員)

イラルディア フウゲツ王子 従事者(非戦闘員)

ラジオラス フウゲツ王子 従事者(非戦闘員)

ベレレインテ マラヤーム王子 警護 ハンター協会員

バリゲン マラヤーム王子 警護

まず講習開始時点の参加者で、ヒュリコフ、ベレレインテ(H協会員)を除いて、念能力者はシェジュール、ユヒライ、ロベリー、あともう一人の4人であることがヒュリコフの発言から確認できます。(シェジュール、ユヒライは王子の霊獣による影響で自覚症状無し。ロベリーは国王軍に拘束され脱落。)

残った一人が暗殺者ということですが、ここから消去法で見ていきますが、まず王子が念能力の存在を把握しているか否かがポイントです。

もし部下が念能力を把握していれば、王子にも積極的に共有して警護するため、各王子や講習参加者のこれまでの言動から、除外できる者が大量に出てきます。

そのため、一気に端折りますが、怪しいのは、サトビ(ルズールス王子警護、ドゥアズル王妃所属兵隊長)と、ムシャホ(サレサレ王子警護、スィンコスィンコ王妃所属兵隊長)の2名に絞られます。

結論から言うと、暗殺者はサトビだと思っています。

出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社

その理由を見ていきましょう。

2.ロベリー脱落の経緯

暗殺者考察の前に、ロベリーの脱落の経緯についても見ておきたいと思います。

ヒュリコフの考察から、ロベリー(下のひと)は元々念能力者だったことがわかっています。

出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社

ヒュリコフは、能力者か否かを、念のゆらぎ、能力者のクセなどの根源的なところから判断していることから、ヒュリコフの見立ては正しいものと思われます。

そんな能力者のロベリーが、なぜ脱落することになってしまったのでしょうか。

念のため、No.370 「観察」での、暗殺者によるサイレントマジョリティーの説明を読み返すと、

サイレントマジョリティーの座敷人形(黒ぼっこ)を見ることができるのは、能力者本人(オレ自身)と取り憑かれた者(ロベリー)の2人だけ!

と言っています。

ロベリーは元々能力者で念の知識もあるため、黒ぼっこを念で作られたものと認識できるのでは?と思われるかもしれませんが、

前述の通り、ロベリーは黒ぼっこは(念に関係なく)全員が視えていると思っていたと思われます。

これは、暗殺者は、ロベリーが念能力者と分かっていたので、早期に脱落させた、という暗殺者の罠だった可能性もあります。

能力者と見破っていたのは、ヒュリコフだけではなかったということですね!!

それほど、暗殺者は手練れだったと言えるのではないでしょうか。。

 

なお、ロベリーがなぜ能力者であることを隠したのか、この場面ではわからずじまいでしたが、シェジュールらのように、本人に自覚なく、霊獣により能力を付与されていた可能性もあります。

ロベリーは現在は国王軍に拘束されている状態ですので、能力者の伏線は、のちのち活きてくるかもしてませんね。(エイ一家の構成員にやられてレベル10アップ、とかね。)

それでは、暗殺者がサトビと判断できる、その理由を説明します。

3.暗殺者を断定できる理由

いくつかの描写から複合的に判断して、サトビが暗殺者と判断していますので、

その理由を見ていきましょう。

「オレ」という表現

前述の独白から、暗殺者は「オレ」という言葉や男性言葉を多用しているため、男性ではないかと推測されます。

まあ、ボクッ娘女子もおおいので、一概には言えませんが、、個人的には、おそらく男性だろうという判断をしています。

ヒュリコフの目線と、発動時の立ち位置

次に、素人をカモフラージュしている暗殺者を見つけた時のヒュリコフの目線から、考察してみます。

出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社

このコマで、ヒュリコフは能力者のほうに目線を移していると思われますが、目線は右を向いています。

そのため、ヒュリコフの位置から右にいる「男性」は、第4王子所属のミュハンとダンジン、第7王子所属のサトビであり、やはりヒュリコフはサトビを見ながら語っていると考えるのが妥当かと思います。

(髪型から赤丸はサトビ、青丸はムシャホ)

この描写から、もしかしたら、クラピカも既に暗殺者の目星はついているかもしれないですね。

出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社

また、サイレントマジョリティー発動時の上記の描写は、サトビと同じコマに黒ぼっこ(座敷人形)が描かれており、サトビ(暗殺者本人)の内心を独白している描写とも考えられます。

ドゥアズルは能力者?

サトビの肩書は「第二王妃所属兵隊長」ですが、個人的には、第二王妃ドゥアズルは念能力を把握していると思っています。

カミーラと食事のシーンで、「あなたなら私の力を借りなくてもやり遂げることは容易でしょう?」と言っており、その前後の描写から、かなり怪しいとみています。

出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社

第二王妃ドゥアズルの所属兵であるスラッカは、描写から念能力の存在を知らないと判断できますが、第二王妃自身はもちろん、その母ドゥアズルと、マンダム警護兵隊長とサトビ兵隊長など上層部は念能力の使い手でも不思議ではありません。

また、サトビが仕えるルズールス王子は、念についての知識の有無ははっきりした描写はまだ描かれていないため、念についても把握している可能性はあります。

更に、暗殺者の候補者として残ったもう1名のムシャホですが、ムシャホの仕えるサレサレ王子は既に脱落しており、ストーリー的に膨らませる必要が無い、という点があります。

 

このような点から、個人的にはサトビ=暗殺者と断定しています。

まだはっきりとした描写はないのですが、確定演出レベルと見ていますが、どうなんでしょうか。。。

コメントで皆さんのご意見をいただけると嬉しいです。

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