ハンターハンター(連載)

HUNTER×HUNTER 395「結成①」ネタバレ 流星街と暗黒大陸との関係?クロロの闇落ちの秘密を考察

今週号は、旅団追憶編が始まりましたね。

エイ一家のアジトを探索するノブナガ、フィンクス、フェイタン。

ノブナガ曰く、エイ一家は結成当時の旅団に似ているとのこと。

旅団の目的、経緯とはどんなものだったのでしょうか。

そのあたりを考察してみたいと思います。

1.旅団結成の目的

今週登場したクロロは、まだ純粋で賢い男の子ですよね。

これから、幽白の仙水のごとく、人間の汚い部分を見たり経験することで、大きな心境の変化があり、旅団を結成する流れとなるものと思われます。

クロロの闇落ちイベントがありそうです。

 

闇落ちの原因として考えられる3つを挙げてみました。

・自身の出自を知ったため?

・流星街と暗黒大陸の関係を知ったため?

・マフィアや長老など、人間の所業、悪業に嫌気が差した?

クロロの人生観を大きく変える何があったのか、非常に気になります。

話の流れから、流星街の長老とマフィアが、子どもの人身売買に加担しており、信頼していた大人から裏切られて、、というパターンなのでしょうか。

もしくはクロロの仲間(サラサやパクノダなど)が誘拐されて救出に向かう過程で、何かしらの大きな心境の変化があったのでしょうか。

クロロは昔から本が好きという描写があり、幽白の仙水で言う「黒の章(?)」のような書籍、ビデオと出会って開眼してしまったのかもしれませんね。

結成時のメンバーの謎

そもそも、旅団結成の目的がまだわかっていませんね。

盗賊という名目ですが、盗んで得たお金で何かしたいことがあるのか?

単純に悪意をバラまきたいのか。目的が気になります。

 

ちなみに、これが旅団結成の場面だと思われます。

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博 集英社

結成時のメンバー

クロロ、ノブナガ、フィンクス、フェイタン、マチ、フランクリン

シャルナーク、パクノダ、ウヴォーギン、未登場キャラ?

幼少期のシーンからは更に数年経過しており、この前にクロロが闇落ちしたものと思います。

マチが「あれ・・クロロ?」とパクノダに聞いていますが、この描写を見る限り、久しぶりに会った感がありますよね。。

???

しかし、久しぶりに会っていきなりチームを結成するとはどういう状況なのでしょうか。

幼少期に〇年後に結成しようと約束して、別行動をしていたのでしょうか。

非常に気になります。

また、クロロ個人が闇落ちするのは理解できるのですが、その意思を旅団全員が合意して行動を共にするのにも、明確な理由がありそうです。

それは流星街という同じアイデンティティと思想を持つという理由以上の「何か」動機があるはずです。

 

しかし、この赤丸印の人は、初期メンバーと思われますが、誰なんでしょうか?

フェイタンとも雰囲気が違うような気がします。

旅団員は一部メンバーで入れ替えが発生しているので、初期メンバーとして新キャラの誰かが登場するかもしれません。

2.クルタ族の襲撃

ハンターハンター0巻は映画公開記念で配布された別巻で、クラピカの過去編が描かれています。

シーラは、この0巻でクルタ族の集落に接触し、クラピカにD(ディノ)ハンターという本を渡しています。

 

クルタ族が旅団に襲われるまでの流れですが、以下の疑問点が浮かびます。

疑問点

・襲撃の原因を作ったのはシーラ?

・襲撃は、強盗目的ではなく、流星街としての報復だった?

襲撃の原因は?

クルタ族襲撃後の現場には、

・「我々に構うな、我々から何も奪うな

・「命は命でしか贖えない

という流星街からのメッセージが残されていました。

遺されたメッセージから何かしらの復と考えるのが妥当ですが、クルタ族が何をしたのでしょうか?

いくつか理由を考えてみました。

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博 集英社

・本(ディノハンター)によるトラブル

シーラはD(ディノ)・ハンターという本がハンターを目指すきっかけとなったと言っており、のちに本を譲り受けたクラピカもハンターを目指すことになります。

この本は結果的に、クルタ族の長老に没収されてしまいました。

Dとはどんな意味があるのでしょうか?これはドンフリークスが暗黒大陸について書いた冒険談で、筆者の頭文字からとってディノハンターという名前なのかもしれません。

 

少し突飛な考えですが、もしかしたら、流星街は暗黒大陸と繋がる洞穴のようなものがあるのではないでしょうか。

幽白でいう、魔界との扉的な。

流星街には暗黒大陸から持ち帰ったとされる災厄や物品が既にあり、現在も禁忌として扱われている可能性もあります。

はたまた、太古の昔に暗黒大陸と交流があったという遺跡などもあるのかもしれません。

このような情報を外部に漏らすことは流星街の禁忌とされており、ディノハンターという門外不出の本を流出させた。そのためにクルタ族を襲ったということもあるかもです。。

クロロの「盗賊の極意」の本とも少し似ている気がしますね。関連はあるのでしょうか。

・クルタ族と流星街のトラブル

「命でしか贖えない」というキーワードから、流星街側の誰かを、クルタ族側が殺してしまったと考えるのが妥当でしょう。

しかし、クルタ族は非常に温厚、平和な様子で描かれており、物騒な事件とは無縁ですよね。。

あるとしたら、長老の行動でしょうか。

クルタ族の長老は、優しそうなおじいさんですが、実は悪人で、流星街の子どもの誘拐事件、殺人事件に関与していたなどもあるのかなあ、、なさそうですが。

流星街の長老も一癖も二癖もありそうな老人です。

またマフィアとのトラブル絡みかもしれません。

他には、クルタ族の長老が最終的にディノハンターを預かっており、長老がこの本を流出させたという可能性もあります。

・流星街側の錯誤(勘違い)

クルタ族が犯人だと、流星街側が一方的に思い込んだという可能性も残されています。

または、純粋なクロロはこの長老らに翻弄され、悪意を吹き込まれたのかもしれないですね。

クルタ族を襲撃したのは、ウヴォーギンの証言から旅団で間違い無いのですが、指示をしたのは流星街の長老という可能性もあるかもしれません。

クロロへの質問

ひとつ、気になる描写としては、ヨークシンシティ編でクラピカが拘束したクロロに対して、

クルタ族を襲った時、お前は既に団長だったのか?

という質問をしていますが、クロロは回答せず、別の質問をクラピカに投げかけています。

 

穿った見方かもしれませんが、クロロが回答を避けたように見えなくもありません。

また、質問自体にも違和感があります。

「クルタ族を襲ったのはお前たちか?なぜ襲った?」などの質問がまずあってもよさそうですが、

これは冨樫先生が敢えてぼかした描写にしている可能性もあります。

クラピカが思い込んでいる事実と、真相は違う、ということもあるのでしょうか。

実は、0巻はヨークシンシティ編が始まる前に、既に執筆が終わっていたという逸話があり、

旅団結成からの流れは、ストーリーの根幹として、冨樫先生の中で確立されているのでしょう。

現在はそのフィナーレが始まっており、旅団の終点はどこで行き着くのか、非常に楽しみです。

3.シーラの関与はあったのか?

0巻で登場したシーラは、流星街出身で、クロロの幼馴染だったということですね。

クルタ族の居場所を旅団に教えたのも、シーラなのかもしれません。

もしかしたら、クロロにとってクルタ族は仇であり、幼少期から付け狙っていたということも考えられます。

それを知っていたシーラはおっちょこちょいでなかなか相手にされなかったため、クロロの気を引こうとして、居場所を教えたと。

ウヴォーギンは忘れる程度の記憶でしたが、団長はクルタ族と因縁があったのかもですね。

旅団のクルタ族の襲撃は、単純に緋の目が動機の強盗と思っていたのですが、それ以上の理由がありそうです。

それはおそらく流星街とクルタ族の人命に関わる報復なのですが、もしかしたら流星街側の勘違い、逆恨み的な原因なのかもしれません。

 

なお、シーラには、

・幻影旅団の元メンバー説

・ゴンの母親説

・パリストンの妹説

などの諸説がありますが、どうなんでしょうかね。個人的にはクルタ族の虐殺を誘引してしまった呵責に耐えられず、現在は死亡していると思いますよ。

4.今後の予測

幼少期のクロロとクラピカは、とても似通って描かれていますね。

語学堪能な点や博識な点、天真爛漫なところなど、何もなければきっと良い友人になれたと思えるほど似ています。

クラピカにもクロロにも昔からの友達がいて、守るべき故郷があって。

どちらが被害者にも加害者にもなりえる怨恨の不条理を感じました。

しかし、旅団過去編が始まるということは、メンバーの死亡へのカウントダウンも始まったということです。

 

また、流星街はきっと暗黒大陸と何かしらのつながりがあるのでしょう。

東コルドー王国のビゼフやウェルフィン、ヒナも流星街を目指しており、ジャイロも流星街に行きついていると思われます。

今後の話が非常に楽しみですね。

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