ハンターハンター(連載)

HUNTER×HUNTER 397「結成③」ネタバレ 残されたメモとクロロが集めた証拠品の謎を考察

今号はサラサの死をきっかけにクロロが悪に目覚めるという内容でした。

いやー、神回でしたね。

物凄い闇落ちを想定していましたが、クロロはナチュラルでストレートなきっかけで悪になりましたね。

これまで闇落ちの理由を考察してきましたがほとんどハズレ。お恥ずかしい限りです。

しかし、きっかけも非常に純粋で、心境の変化や結成の経緯には納得感がありました。

この不思議な腹落ち感はクロロの説得力なのでしょうか。

さすが冨樫先生。

1.シーラの心情

シーラはここで旅団と一旦お別れの様子ですね。

サラサを失った衝撃は人それぞれですので、確かに全員が同じ意思で行動できないですよね。シーラの行動も理解できます。

しかし、一点気になったのは、サラサの一件で彼女は涙を流している描写が無いんですよね。もちろん、泣いていないから悲しくないというわけではないのですが、号泣するパクノダとの対比が気になりました。

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博 集英社

また、その後彼女がクルタ族と接触するまでの経緯が不明です。

旅団をサポートしていたのか、妨害したかったのか。

もしかしたら、今回の一件も彼女が裏で関与しているのか??

彼女自身は善人なのか、悪人なのか。

今後の情報が待たれます。

2.残されたメモ

現場2か所にメモが残されていましたね。何が書かれていたのか。

クロロが「死んでも言わない」ということは、何が書いてあったか明かされるのは、

クロロが死ぬとき、ということでしょう。

おそらくクロロがやられる際はこの場面が回想で描かれ、何が書いてあったのか、彼が背負って歩いてきたものがなんだったのか、彼の最期の場面でわかるということです。

なんともドラマチックですが悲しいストーリーになる気しかしません。

パクノダも読めた?

もう一つ、木に張り付けられた手紙はおそらくパクノダも読めたのでは?と思いますが、そのあたりはどうだったのでしょうか。

パクノダはパニック状態で、遺体の入った袋に近づく前にしゃがみこんでしまっています。読んだという描写が無いことから、クロロしか読んでいないかもしれませんね。

一方、クロロが「たくさんの人を殺す」と宣言した場面で、パクノダは愕然とする表情をしています。

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博 集英社

これは単純に優等生で憧れだったクロロが殺人鬼に代わってしまったという絶望の他に、

の手紙を読んで理解したから」こそ、戦慄した点があったようにも見えます。

手紙の内容を理解したからこそ、たくさんの人を殺すと決めたクロロに戦慄している様子があるので、そのあたりに手紙の内容のヒントがありそうです。

3.クロロが収集した証拠

クロロは、サラサを殺害した犯行グループの遺留品を収集していましたね。

現場に残されたたばこの吸い殻や、殺害に使用された凶器も保管しているようです。

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博 集英社

もしかすると、既に犯人はパクノダの能力で特定済みかもしれませんね。

パクノダの能力を使えば、凶器に触れることで、使用された場面や犯人の顔は特定でき、その情報は既に他のメンバーにも共有しているはずです。

パクノダの能力はこの犯人を特定するために発現させたのかもしれませんね。

 

しかし肝心なことが分かっていません。

その後、実行犯に報復ができたのか、もしくはまだ探索中なのか。

そこはクロロの予測通り、流星街の闇サイトから犯人の足は既についており、報復は済んでいるのではないでしょうか。

しかし、ここで撮影された「ビデオテープ本体の行方」はまだ掴んでいないのではないでしょうか。

 

一つ気になるのは、人体収集家のツエリードニヒが、そのビデオを入手している可能性です。

彼が求めているのは「前途ある若者が極限状態下で産み出す総合芸術」とのこと。

サラサが殺害される前に何かビデオの前で語っているかもしれませんね。

そのシーンを視ながら、ツエリードニヒは悦に浸っているのかもしれません。

4.マチが最もセンスがある?

旅団が能力を得るきっかけは、レンコさんかもしれないですね。

マチは素人ながらオーラが見えており、旅団参加に一番乗り気でない彼女が一番念能力の素質があるという因果を感じます。

彼女は配役を打診された際、「ヤダ」とはっきり言っています。

これは彼女の勘が、旅団の行く末を予感しているとすら感じてしまいます。

彼女はやさしいから、どうなるかわかっているのに、放っておけないんでしょうね。

きっと彼女は、旅団終焉のキーパーソンになるんでしょう。

ツンデレの極みみたいなことになるんじゃないかな。

5.旅団集結

最期は3年後の旅団集結時のシーンが描かれました。

謎だった人は、フェイタンでしたね。予想は大外れでした。

またシャルナークも令和ファッションでかっこよく登場しました。

フィンクスだけ描かれていないのですが、後から合流するのでしょうか。

 

一点気になったのは、やはり、この時点で全員が能力者なのかどうか、という点です。

マチはレンコ先生から伝授されているにしても、他のキャラの素人感が気になります。

前回も考察した通り、クロロから能力を付与された説をまた堅持したいと思います。

でも、団員も、「自身のすべての能力はさらけ出していない」とのことなので、まあ既に能力者なのかな。

まだクルタ族襲撃の経緯は謎ですが、次週からは場面は再び現在に戻って描かれるのでしょうか?

楽しみに待ちましょう。

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